桜花爛漫

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『 桜花爛漫 』
…春の宴

平安織部高台「生雲丹卵豆腐」
香合「筍と帆立の木ノ芽和え」

…桜の枝を添えて『先付け』
雲丹の淡い橙色と、木ノ芽和えの鮮やかな緑とのコントラスト。

平安織部高台「生雲丹卵豆腐」香合「筍と帆立の木ノ芽和え」

…「 お花見の由来 」

お花見の由来

花見は、古来から「祓い(はらい)」の為の宗教的行事であり、もともとは神事の一つでお祭りだったようです。

野山に出かけ花を愛で、その下で楽しむことで厄を祓い、神様と共に過ごす時間と考えられていました。また、桜は山の神が降りて来るときの目印になる木として、神聖視されており、お花見に付き物の御酒も、本来は神様に御供えしたお下がりを皆で戴くものであったそうです。

…前菜八寸
「 三宝柑の爽やかな春の香りと共に 」

前菜八寸

「穴子寿司」や「飯蛸」、春の山菜「タラの芽」の木ノ芽田楽など、「三宝柑」を器に見立てて盛り付けました。
三宝柑の橙色と葉や笹の緑が桜の花の淡い色をより美しく引き立てます。
「紙風船」に見立てた可愛らしい香合に酒の肴の珍味を添えて、春らしく可愛らしい八寸になりました。

…御吸物 「 見返り桜 」

御吸物

見返り桜の富士見椀に、湯葉の茶巾豆腐と蟹真丈、フカヒレを浮かべました。
針生姜と木ノ芽の香りでお召し上がり下さい。
「花冷え」と申しますが、この時期はまだまだ寒い日が御座います。そんな折でも、生姜を添えた御吸物は身体の芯からほかほかと温めてくれます。

…『 桜盛り 』 はなざかり

桜盛り
満開の桜と鳥居(藤森神社)

ここでは私どもの氏神様である「藤森神社」の桜を紹介いたしましたが、私どもの町『墨染』(すみぞめ)には、その地名の由来となった『墨染め桜』(すみぞめざくら)がございます。他の桜より少し遅れての開花となりますが是非ご覧になって下さい。

『墨染め桜』は墨染 桜町の「墨染寺(ぼくせんじ)」(通称 さくら寺)や、小野の小町ともゆかりの深い「欣浄寺(ごんじょうじ)」に御座います。

…『御造り』

御造り

可愛らしく筍の皮に盛りつけた「御造り」。まるで着物を着せたかのようです。

…蒸し物 「甘鯛(ぐぢ)道明寺饅頭 桜蒸し」

蒸し物

京料理には和菓子に見立てた御料理も多々御座います。
使用する食材や調理法はその時々で決まりは御座いません。今回は桜餅に見立てた蒸し物、この時期の定番とも言える御料理ですが、それでもやはりお店や料理人によって使う食材や仕立てが違います。当店でも「うちの桜蒸しはこれだ」という決まりはございません。その時その時、様々なバリエーションで献立に組み入れます。それは料理人の遊び心でもあり、御客様に喜んでいただく為の演出の一つでもあります。
今回の桜蒸しは「甘鯛(ぐぢ)道明寺饅頭」です。
和菓子の桜餅は道明寺を桜色に染めますが、この御料理では甘鯛の皮の綺麗な桜色をそれに見立てました。甘鯛と道明寺の間には焙ったバチ子(干しこの子)を忍ばせ、味と食感、そして香りのアクセントとなるように・・・。
熱々を桜の葉の香りと共にお楽しみください。

…御水物(デザート) 「 安倍川ぷりん 」

御水物

よく冷えたとろとろの和風プリンです。
中には大納言小豆の煮たものを忍ばせ、上からは黒蜜と黒豆のきな粉を・・・。
苺、キウイ、林檎など、彩りのフルーツにはブランデーで香り付け、桜の時期ということで林檎はピンク色に焚き上げました。もちろん着色料などは使わず、火加減などを注意して林檎の皮が持つ色素を引き出すように努めたものです。